以前のブログで、マンションの適正価格の想定についてご紹介しました。
たまに自分の眼力では これらの方法ではわからない場合があります。
最後の手段「レインズ」を見るという もうひとつの方法をご紹介します。
物件の適正価格の想定方法 レインズを見る
通常のネット上の売却価格事例
マンションの情報をネットで探していると、マンションの過去の売却価格事例を紹介しているページがいくつか見つかると思います。
わたしがよく見ているのは「マンションナビ」です。
無料で会員登録すると各マンションの売却価格を見ることができます。
ただし、これらに表示されている売却事例というのは 成約価格(契約価格)ではないということに注意が必要です。
中には売出し価格で契約に至った事例も含まれているでしょうが、以下のものも含んでいることに注意してください。
①売出し価格より安い価格で契約したもの。
②売出し価格で、結局売れていないもの。
③毎月同じ価格で広告をしているために、毎月繰り返し表示されているだけのもの。
したがって、これらのデータを見る場合は、ここに書かれている価格よりも当然少しは安いのだろうなあという目で見た方が良いと思います。
レインズ
「レインズ」とは不動産屋さんが物件を登録する不動産屋さん用のサイトです。
「レインズ」には、各物件の成約事例も記録されています。
一般の人は見ることができず、不動産業者は見ることができます。
初心者のころ、「どうしても自分だけが高掴みするのはいやなので、だいたいこの価格がおかしくないかだけレインズで確認してみてほしい」などと言って、不動産屋さんに見てもらったり、見せてくれた不動産屋さんもあります。
これをいやがる不動産屋さんには 出会ったことがありませんが、もしそういう不動産やさんなら 付き合わない方がよいかもしれません。
不動産にはいろんな売却スタイルがあるので、極端に激安な事例もあるかもしれませんが、それはあまり参考にせず、平均より少しやすいくらいで良しとするのがよいかと思います。
もし初めての方で高額な物件を買おうとする方は、不動産屋さんで見せてもらったら安心かもしれませんね。
私もこれまで2度だけレインズで見てもらったことがありますが、以降は目が肥えているつもりですし、不動産屋さんにご面倒でもあるので、見てもらっていません。
もし将来自分が第二の人生で不動産屋さんをやったときには、自分の売買実績が他に比べてどうだったかをレインズで見てみたいと思います!
ちなみにレインズは西日本と東日本でわかれているそうなので、東京の業者さんは福岡のレインズを見ることはできません。
不動産屋さんがレインズを一般のひとに見せて良いのかどうか知りませんが、聞くと見せてくれた業者がいくつかありました。
ちょっとの時間みたところで、レインズはきれいな表ではなくてわかりにくいから、見せても差しさわりないのかもしれませんね。
何かご参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました